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会長挨拶

日本通関業連合会は、国際貿易を通じた国民生活の安全確保及び利便の増進、輸出入貿易の健全なる発展に寄与することを目的に設立された一般社団法人であります。
当連合会は、法人の事業目的に沿って、専門研修の実施、通関制度の調査研究、官庁への意見・要望、国際会議への参加、密輸撲滅キャンペーンの実施など幅広い活動を展開しています。

通関業は国際物流サービスのソフトの要として貿易立国を支える重要な役割を担っており、現在、通関士8千人を含め約1万6千人の従業者がおります。税関への輸出入申告は年間5千970万件にも及ぶ膨大な件数となるため、通関業者は、財務大臣(税関長に委任)から通関業の許可を得て、輸出入者の代理人として輸出入・港湾関連情報処理センター(NACCS)を利用し適正かつ迅速な通関業務に努めています。
また、税関への納税申告を適正に行うには、税関への提出書類の審査を行う通関士の専門知識が重要となります。当連合会では、関税率表の所属区分に必要な関税分類、課税価格計算に必要な関税評価等について、専門研修を実施して通関士の一層の専門知識の向上にも努めています。

最近では、輸出入申告官署の自由化の導入及び改正通関業法が施行され、貿易円滑化と貨物セキュリティー確保の両立を図るAEO制度の一層の活用が求められている等、通関業を取り巻く昨今の情勢は多岐にわたっていますが、当連合会では、貿易の円滑化、適正な納税申告、貨物セキュリティーの確保、更には、通関業の発展に向けて幅広く努力していく所存です。また、通関業がさらに社会的に認知され、また、通関士や従業者がその仕事に誇りを持ち、将来に希望や夢をもつことのできる業会を目指しております。

一般社団法人 日本通関業連合会
会長 岡藤 正策
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